起動時に最も電力がかかるエアコンは、1日中家にいるのであれば、電源のオン、オフを頻繁に行わず、冷房27~29℃、暖房18~20℃の適温に、設定温度をうまく調節しましょう。30分以上の外出は、消したほうが節電できます。
冷房より電力を消費する暖房は、なるべく低めの温度に設定し、湿度を上げたり、電気毛布を活用したり、エアコンだけに頼らない寒さ対策をすると、節電に繋がります。サーキュレーターで部屋の空気を循環させると、エアコンの効率が上がります。
効率が上がり、余計な電力を減らせる詰め方は、冷蔵庫は余裕をもたせる、冷凍庫はたくさん詰めることです。
冷蔵庫の中身をホワイトボードなどに書き出しておくと、確認のための無駄な開け閉めがなく、扉の開閉の頻度を減らせます。
消費期限や購入日をホワイトボードなどに書いたり、携帯のカメラで撮影したりすると、便利かもしれません。
リモコンで消すと常に待機電力が消費される照明は、長時間使わないのであれば、待機電力がかからないように、元のスイッチをオフにしておきましょう。
LED照明に変えると、電力の消費を抑えられます。
できるだけ使用回数を減らしたい洗濯機は、汚れものが少なければ、スピードコースで洗濯することもお勧めです。
洗濯機の10倍以上の電力を消費する乾燥機は、節電を考えるならできるだけ使わないほうがいいでしょう。
大きさやパネルの違い、解像度でも電力が変わってくるテレビは、音量や明るさを下げるだけでも、節電効果が得られます。埃がつきやすい画面は、乾いた布で定期的に埃を落とすと、画面が明るくなります。
リモコンを操作する、時計が内蔵されているなどの電化製品は、使っていなくても電力を消費するため、なるべくコンセントを抜いたり、主電源を落としたり、節電したいものです。
しかし、コンセントを抜くと問題が生じる家電などがあります。
電源をボタン操作でオフにしても問題ないガス給湯器のコンセントは抜かないでください。コンセントを抜くと、凍結防止機能も停止してしまい、水道管破損の原因に繋がります。
長期間コンセントを抜いたエアコンは、差したあと4~8時間待って電源を入れないと、故障の原因に繋がります。注意しましょう。
自動で番組表などを受信しているテレビやレコーダーは、主電源を消したり、コンセントを抜いたりすると、予約がリセットされ録画されない可能性があります。リセットされ録画されない機種なのか、取扱説明書で確認しましょう。
炊飯器のコンセントを抜くと、内蔵されている時計がリセットされてしまい、予約した時間に炊けていない可能性があります。
ほとんどの家電に内蔵電池が入っているため、コンセントを抜いても時計は動いていますが、消耗品の電池がいつか切れると数千円かけて電池交換する必要があります。予約機能を使うなら、コンセントは抜かないことをお勧めします。
ドライヤーや、電気ケトル、アイロンは待機電力がかかりませんが、誤作動の危険性を考慮し、コンセントから抜いておくことをお勧めします。
季節によって、さまざまな家電を使っている中、電気代を安くする方法は工夫次第でまだいくらでもあります。長く使用しているなら、多く出回っている省エネ推奨の家電に思い切って買い替えるのもお勧めです。
特に暑さが厳しくなってきている近年、電気代を気にしてエアコンなどを使わないと、体調を崩してしまう危険性もあります。
体調を崩さない程度に無理なく、節電に取り組みましょう。
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