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娘の肌悩みは、こんなに長く外せない生活が続くマスクで、頬と耳たぶの後ろも紐で常にこすれるうえカサカサして、酷くなるとかゆみや赤みが現れ、とてもつらいことです。
また、呼気で蒸れるマスクの中は、気持ち悪く、ニキビができやすくなりました。

娘が高校生のとき、夏場になると額にできやすかった、軽いかゆみを伴うプツプツとニキビが頻繁に顎にもでき、すぐ大きく腫れ、薬をつけないと悪化してしまいました。
娘の腫れたニキビが潰れてしまい、痕が残ることはなかったものの、「人に見られると恥ずかしく、何とかしたい」と言い、私の洗顔料や化粧水を使っていました。
しかし、私の乾燥肌に合った化粧品は保湿力が高く、額や顎につけるとベタベタしました。
そのため、「ほかのがいい」と言われ、若い人向けの余計な成分が入っていない水に近い化粧水を勧めると、額の荒れはひとまず落ち着きました
一方、ざらつきやかゆみはないものの、「プツプツとした細かい顎の毛穴がまだ気になる」と言う娘に、しっかり洗顔するように言いました。

洗顔にこだわらない娘は、牛乳石鹸やボディソープで体を洗ったついでに顔を洗っていました。
そんな娘に「泡立ちがいい洗顔料を買ってほしい」と言われました。
私が利用している資生堂の通販サイトから、数種類の洗顔料を購入してみました。
Tゾーンが脂っぽく、適度にしっとりして乾燥していない娘にさっぱりタイプの洗顔料を購入すると、洗顔直後に頬が突っ張り、「もっとしっとりしたほうがいい」と言いました。
そこでヒゲ剃りにも使え、かみそりを持っても手が滑らないほど泡立ちがよい洗顔料を使ってみると、ヌルつきがなく、時間が経っても顔が突っ張りませんでした。
娘が「使う」と言ったこの洗顔料は、私が使っているものより高い1本2,000円ほどしました。
私も試しに使ってみると、キメ細かい泡の切れがよく、とてもさっぱりした感触でした。
思っていたよりも使い心地がよく、「真夏に使ってもいい」と思いました。
これまで適当に洗っていた娘が、この洗顔料を使うようになると、肌をこすり過ぎないようにきちんと泡立て、隅々まで洗うようになりました。
洗顔後、スプレータイプのセラミド配合の化粧水もつけるようになり、「小鼻周りの毛穴の黒ずみが気になる」と言い出しました。
思春期の娘に私が「一番皮脂が出やすい年齢だから、あまり気にしなくてもいいじゃない」と言っても、昔の写真を見て「こんなに肌がきれいだった」とぼやいていました。

ある日、鼻の毛穴の黒ずみが取れる化粧品を持っていないか、娘に聞かれましたが、私も同じように悩んでいました。
マスクをつけずに過ごしていた頃は、毛穴の黒ずみより肌のハリ不足や乾燥、小じわが気になり悩みでした。
現在は、季節を問わず悩まされ続けている肌荒れ部分に合ったケア製品を購入しては失敗し、あまり効果を感じられず、洗顔料を見直してみました。
マスクをつけずに過ごしていた頃は、乾燥肌を意識した洗顔後もしっとりする洗顔料を使っていました。

慢性の皮膚炎があり、毎月皮膚科を受診している私は、毛穴の黒ずみの対処法を担当医に聞いてみたいと思ったものの、病気以外のことはなかなか聞けません。
そこで、皮膚科の先生が配信している動画を参考に、毛穴や毛穴に溜まった皮脂と古い角質が結びついてできる“角栓”のケアが可能な洗顔料とクレンジングオイルを購入しました。
動画では、“角栓”による毛穴の黒ずみを除去するには、小鼻周りにクルクル馴染ませたクレンジングオイルを洗い流し、皮脂汚れを落としていました。
その後、たんぱく質の汚れを落とす効果がある酵素洗顔料を使っていました。

早速私もクレンジングオイルと酵素洗顔料で小鼻周りを洗ってみましたが、本当に黒ずみが取れるのか、半信半疑でした。
乾燥が気になり、顔全体に使わなかったクレンジングオイルは、敏感な肌でも比較的刺激の少ない、エステル系オイルを使いました。
泡を立てるのが難しいパウダータイプではなく、炭が配合され1回分ずつ個別包装された酵素洗顔料を使いました。
これらのクレンジングオイルと酵素洗顔料を勧めた娘は、「2回の洗顔は面倒」と言い、酵素洗顔料だけ使っています。
洗顔後さっぱりする酵素洗顔料が娘に合っているようで、1ヵ月ほど使い続けています。
使い続けた結果、小鼻周りの毛穴の黒ずみが部分的にきれいになったうえ、顎のざらつきもなくなってきました。

面倒くさがりの娘に、酵素洗顔料を泡立てた洗顔が続けられると思っていなかった私は、かなり毛穴の悩みがあったことに気づかされました。
現在では、洗面台の上に置いてある、お試しサイズを含めた数種類の私と娘の洗顔料の中から、肌のコンディションに合わせて使い分けています。
肌をこすらないように優しく洗っているため、毛穴の黒ずみがすぐ解消され、きれいになるわけではありません。
しかし、年齢や肌の状態、肌トラブルに合った洗顔料を選び、刺激しないように優しく洗顔し、根気よく毛穴と向き合っていきたいものです。